語学研修日記?!

オーストラリア語学研修7日目の様子

 13日(月)、研修もいよいよ後半戦です。現地からのレポートを紹介します。
 
 2日間の土日を経て、生徒たちがどのような表情で登校してくるのか、ドキドキしながら待っていましたが、笑顔で登校してくる生徒たち、心配は杞憂に終わり週末にあった出来事をうれしそうに報告してくれました。「ショッピングセンターに連れて行ってもらった」「他のファミリーと一緒にビーチに行った」「映画館に行きました」「午前はビーチ、午後はのんびり」「ガーデニングをした」などなど、ファミリーと一緒に普段の生活を体験するのがホームステイ、何か特別なことがあったというわけではないのですが、それぞれのファミリーと思い思いの時間を過ごしたようです(ちなみにビーチにいくのはちょっと近所の公園に出かける程度の認識なのがゴールドコースト。羨ましい限りなのですが、ちょっとお散歩間隔でビーチに行った家庭が多かったようです)。生徒たちの日記には「一日全く日本語を使わなかった」「考え方が(良い意味で)変わってきた」等、何とか頑張っている様子や良い変化がみられるようになってきました。
 そして本日午前の前半はもう慣れた英語クラスとなりました。トピックはオーストラリアの動物についてでしたが、明らかに初日と比較し堂々とした反応となり、それもある程度理解(100%ではもちろんないですが)ができている様子が見られます。
 また午前後半はこちらで働く日本人からの講話ということで、ISAオーストラリア法人に勤務する垣本さんよりお話をいただきました。垣本さんは大阪で生まれ、大学卒業まで日本で育っています。そのため帰国子女ではもちろんなく、生徒の皆さんと同じように日本で教育を受け、それから英語を学んで今に至っています。垣本さんが1994年にオーストラリアに来て、25年以上を海外で暮らし得た経験、どう生きていくべきなのかのエッセンスを生徒の皆さんにお伝えしました。
 特に垣本さんは「目標をまず決めること」⇒ 「それに向けやり通すこと」やりたい・なりたいがわかれば逆算をし、行動することで夢をかなえることができることについて話をされました。ふらふらし決めずに(決まらず)に過ごしていくこともできてしまうし、それが楽であったりする、しかし先送りにせずしっかりと目標を定める、それに向けた行動をとることが重要だということを熱を込めての話となりました。
 さらにそれ(目標・なりたい自分)を公言することが実は近道になる。人に思いを伝えていくことは、それによって自分に好意的な立場の人間が手を差し伸べてくれることにもつながる。これに関して、垣本さんは英語で“express”という言葉を使っていましたが、発信する重要性も説いていました。発信の重要性は、程度こそ違えどこの研修中も多くみられる「周りの様子を伺ってしまい、自分の思いがあっても遠慮し黙ってしまう状況」の生徒たちにとっては、課題となっているものでもあったので、こちらで長年暮らし目標であったオーストラリアでの生活を実現する彼の言葉は響いたのではないかと思います。

 講演の様子            講演後に個別に質問

 そして午後はオーストラリア人バディが混ざってのアクティビティです。今日は6名の生徒が来てくれ交流を図りました。最初はぎこちない様子でお互いの様子を探っていましたが、ゲームなどを交え競争心が煽られると本気で取り組み始めるオーストラリア人の生徒たち、すぐに打ち解け笑顔、そして笑い声が絶えない時間となりました。今日はShane先生が仕掛けたゲームやクイズなどアクティビティで打ち解けることができましたが、明日はさらに4名ほどのバディが加わり、皆で一日、カランビン・ワイルドライフ自然保護区(≒動物園)を訪問します。英語クラスで学んだ動物のことを理解することはもちろん、仲良くなったバディや明日加わる新たなバディたちと、園内をめぐりながら、与えられたことを話すだけでなく、自分たちで話題を見つけ自由にトークも楽しんでほしいと思います。

       交流前半 ウォーミングアップ

       交流後半 笑いがたえません